【環 境】三井E&Sマシナリー アンモニアの船舶用発電装置が国交省事業に採択

三井E&Sマシナリーは国交省が公募した令和3年度交通運輸技術開発推進制度における研究開発業務(新規)(追加公募)に「アンモニア燃料電池の舶用応用に向けた技術開発」を応募し、採択された。同制度は各交通運輸分野の技術開発を推進するための委託による競争的資金制度になる。

研究開発の目的は国際海事機関が掲げる温室効果ガス(GHG)削減戦略の達成に向け、各方面から代替燃料の候補として注目されるアンモニアを用い、ゼロ・エミッション船舶の早期開発・社会実装を目指すことにある。三井E&Sマシナリーは2021年10月、伊藤忠商事など3社と共同で新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した事業「グリーンイノベーション基金事業/次世代船舶の開発プロジェクト/アンモニア燃料船の開発」に採択され、アンモニアを燃料とする推進システムの開発を進めている。

今回、採択された研究開発では、発電装置用にアンモニアを分解して水素を取り出す技術を開発し、この高効率発電装置とアンモニアを燃料とする推進システムと組み合わせることによって、ゼロ・エミッション船の早期社会実装に貢献していく。


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