【流 通】NECファシリティーズ ドラレコ映像を活用した交通事故防止教材を提供

NECファシリティーズは自社で取り扱う自動車保険契約企業で社有車を運転する従業員向けに、ドライブレコーダーの映像を活用した「自学自習」スタイルの交通事故防止教材を2022年3月より無償で提供する。 ドライブレコーダーのリアルで身近な映像で交通事故防止に向けた意識・行動変革を喚起する自学自習教材の開発・提供を行うのは、機関代理店(上場または、グループ企業を持つ企業の子会社の保険代理店)では同社が初めて(※)で、これにより同社の自動車保険契約企業で社有車を運転する従業員はクラウド上に保存された動画形式の教材を都合の良い時に繰り返し視聴することで、自身の運転を振り返り、運転行動を変える効果が期待できる。

教材はNECグループ企業には2021年12月より提供を開始し、約3カ月の間で延べ700名以上が受講した。事後アンケートの回答ではおよそ95%が「役にたつ」との高評価を踏まえ、NECグループ外の契約企業にも無償で提供することを決定した。 

NECファシリティーズは従来、交通事故防止対策として三井住友海上火災保険と連携した「コンピュータによるドライバーのための安全運転診断」などの各種適性診断や企業自動車リスクマネジメント診断などの自動車安全管理支援サービスに加え、独自で「交通安全セミナー」を開催してきた。

このセミナーはNECファシリティーズと保険契約している企業の社有車ドライバーの安心・安全のために提供する無償サービスで、運転免許証更新時の一般的な「交通事故防止ビデオ」の視聴等ではなく、ドライブレコーダーに記録された身近なケースをもとに自らの運転を振り返る内容で、その気づきから運転行動の変容を促す。

ところが、昨今の新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から従来の集合型セミナーの開催が難しくなり、オンラインセミナーの形式で継続してきたが、「いつでもどこでも自由に視聴・学習できる教育資料で継続的に受講したい」といったニーズをもとに、セミナーと同様のコンセプトを継承した自学自習教材を機関代理店として初めて開発し、提供することにした。 動画形式の教材はNECファシリティーズより提供され、同社と自動車保険を契約した企業各社のクラウド上に保存される。

これにより受講対象者は自身の都合の良い時にクラウドにアクセスすることで教材を繰り返し視聴することができる。教材はNECグループの技術力とノウハウで開発しており、ケースとして紹介されるドライブレコーダーの臨場感ある映像は定期的に見直されるため、何パターンものケースから自身の運転を振り返ることができる。 昨今の社会環境からオンラインセミナーが主流になりつつあるが、集合型特有のメリットもあることから、NECファシリティーズは従来の「交通安全セミナー」を、今後はコーチング方式を取り入れた「自ら気付き、変わる」集合型セミナーへ進化させる。

またNECグループ内外に交通事故防止対策を広く提案し、保険契約から万一の場合のサポートまで一貫したサービスを提供する。 


※ 2022年3月2日時点、NECファシリティーズ調べ


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