【知　識】住友林業緑化　ＪＲ貨物　川崎近海汽船　日通と樹木配送サービスを本格運用

住友林業緑化、ＪＲ貨物と川崎近海汽船は日本通運と連携し、２０２２年夏にも「緑配便」を本格運用する。「緑配便（Ｒ）」とは幹線輸送をトラックから鉄道や船舶へモーダルシフトすることで脱炭素化をめざす樹木配送サービスで、２０２１年末から「Ｍｉｒａｉ　Ｇｒｅｅｎ　Ｃａｒｇｏ（ミライグリーンカーゴ）（Ｒ）」というオリジナル開発のコンテナで貨物列車を利用し、樹木を試験的に輸送している。

２０２２年の夏にも本格運用の開始を予定している。 住友林業緑化は低炭素物流で運ぶ樹木、環境資材の販売から都市の緑化工事までを担う。社会、環境に配慮した取り組みが求められる時代に対応した、物流プロセスや質の高い緑地づくりやメンテナンスを行うことで、環境的価値創出のニーズに適えるサービスを提供する。

ＪＲ貨物はこの「Ｍｉｒａｉ　Ｇｒｅｅｎ　Ｃａｒｇｏ（ミライグリーンカーゴ）（Ｒ）」コンテナによる「緑配便（Ｒ）」の幹線輸送を担う。ＣＯ２排出量が最も少ない貨物輸送方式である鉄道の優れた環境特性を活かし、「ＪＲ貨物グループ長期ビジョン　２０３０」で掲げた「グリーン社会の実現」を目指す。モーダルシフト推進を通じて２０５０年カーボンニュートラルやＳＤＧｓの達成に貢献する。 川崎近海汽船はＲＯＲＯ船（※）での海上輸送で「緑配便（Ｒ）」幹線輸送を担う。

同社の経営理念「人にやさしい豊かな社会の実現」と経営ビジョンの１つ「地球・海洋環境の保全に積極的に取り組み、モーダルシフトの推進に貢献」と合致する取り組みで、２０２４年問題の解決策の一つとして緑配便（Ｒ）のサービスに取り組む。ＣＯ２排出量削減を通じて、２０５０年カーボンニュートラルの実現及び、ＳＤＧｓ達成に貢献する。

※　ＲＯＲＯ船 貨物を積んだトラックやシャーシ（荷台）ごと輸送する船舶のこと

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