【物 流】JR貨物2022年1月輸送動向

JR貨物は2022年1月度の輸送動向を発表した。 同月はコンテナ全体で1,393千トン(前年実績1,357千トン)、前年比102.6%。 車扱全体では、872千トン(前年実績838千トン)、前年比104.1%となった。

扱別に見ると、コンテナでは各都道府県で発令されたまん延防止等重点措置に加え、北日本地区が相次いで雪害の影響を受けたが、前年の緊急事態宣言や津軽線等が不通となった雪害の反動もあり、多くの品目で前年を上回った。3月、10月からのブロックトレイン運転開始等により積合わせ貨物で229千トン(前年実績206千トン)、前年比111.0%。一部顧客が本年度から新規区間での輸送を開始したことにより化学薬品が109千トン(前年実績101千トン)、前年比107.5%と前年を上回った。その一方で半導体不足や東南アジアからの部品調達が困難なことに加え、国内で生産調整が行われた影響で自動車部品は49千トン(前年実績62千トン)、前年比78.9%となった結果、コンテナ全体では前年比102.6%となった。

車扱では、石油が前年の緊急事態宣言下での外出自粛に伴い揮発油を中心に低迷していた反動により615千トン(前年実績580千トン)、前年比105.9%と前年を上回った。車扱全体では前年比104.1%となった。 コンテナ・車扱の合計は2,265千トン(前年実績2,195千トン)、前年比103.2%となった。


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