【知 識】「日本ウッドデザイン協会」設立

建築家の隈研吾氏を会長として「日本ウッドデザイン協会」が設立された。 日本ウッドデザイン協会は木を活用した社会課題の解決を目指す取組みを「ウッドデザイン」と定義し、「ウッドデザイン」に関わるあらゆる分野において、調査、研究、開発、事業創造、普及及び啓発する機関として、会員相互の連携並びにあらゆるステークホルダーとの対話及び協力により、木のある豊かな暮らし、木材利用、森林・林業の成長産業化及び地方創生を推進して、脱炭素化等、環境と資源に配慮した持続可能な社会の実現を図り、広く社会に貢献することを目的としている。

 森林はCO2の吸収・固定に貢献する点において、持続可能な社会を実現するための資源です。我が国には戦後の拡大造林により植林された人工林が本格的な利用期を迎えているなかで、適正な森林整備を進め、森林資源を有効に活用していくためには、木材の積極的な利用を促進していくことが重要となってくる。 農林中央金庫、住友林業、竹中工務店、三菱地所とユニバーサルデザイン総合研究所の5社は2021年4月より設立準備企業として協会設立に向けての準備を進めてきた。今後も持続可能な社会の実現に向けて、川上から川下まで異業種が連携して協会のサポートを継続し、現代生活における森林・木材の価値をより多くの方々と共有し、木材利用の促進、木のある豊かな暮らしの普及・発展を目指す。


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