【アジア】日揮グローバル マレーシアでFLNGプラントに係る基本設計役務を受注

日揮グローバルが韓国サムスン重工業と共同で、マレーシア国営石油会社(ペトロナス)が計画しているFLNGプラントに係る基本設計役務を受注した。 同案件はペトロナス社が計画する新規FLNGプラントの基本設計役務で、FLNGプラントはマレーシア・サバ州沖合のガス田から集積・前処理されたガスを利用し、LNGを洋上(沿岸)で年産200万トンのLNGを生産する。

この案件において日揮グローバルは主にFLNGトップサイド(LNG生産プラント)の設計及びプロジェクト全体の管理を担当し、共同受注者である韓国・サムスン重工がFLNG船体の設計を担当する。 

 基本設計は日揮グローバル・サムスン重工業コンソーシアムグループのほか、別グループにも発注されており、基本設計終了後に設計・調達・建設(EPC)役務の見積を各グループが提出し、最終投資決定を経てEPC受注者が選定される予定になっている。 

 日揮グループは1980年代からペトロナス社が保有するサラワク州ビンツル地区のLNGコンプレックス(年産約2,900万トン)のLNGプラント9系列全てを建設してきたほか、近年では、これらプラントの生産性を向上に向けた業務もペトロナス社と共同で実施してきた。くわえてサムスン重工業と共同でペトロナスにとって2船目となる深海ガス田向けとしては世界初のFLNGプラントを完工するなど、ペトロナスとの信頼関係と実績を築いてきた。今回の案件もペトロナスとの強い信頼関係と豊富なプラント建設実績を活かし、EPC役務の受注を目指してゆく。


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