【流 通】郵船ロジスティクス ベルギーに医薬品倉庫新設 ヘルスケア物流強化

郵船ロジスティクスは、ルスケア物流を強化するため、2024年にベルギー・ジャンブルーに医薬品倉庫を新設する。同社グループは欧州でオランダ・ローゼンダール、ベルギー・アントワープ、ヘーレンタルス、イギリス・ノーサンプトンに合計55,000平方m以上の医薬品倉庫を稼働している。

高度な品質を求める医療・医薬品物流サービスの需要が高まる中、2024年、ベルギー・ジャンブルーに40,000平方m以上の医薬品倉庫を新たに開設する。同倉庫ではGDP(※)認証を取得し、医療・医薬品をはじめとするさまざまな温度管理の商品を取り扱う。また自律走行搬送ロボット(AMR:Autonomous Mobile Robots)や無人搬送車(AGV:Automated Guided Vehicle)などの移動ロボットを導入し、より効率的なソリューションを提供する。さらに同社グループでは2050年までに提供する全てのサービスをネット・ゼロエミッション化するという目標を掲げており、今回新設する倉庫に太陽光発電パネルを設置するほか、電気自動車や自転車の充電スタンドを設置し、持続可能な長期的視点に基づいた取り組みを推進していく。

欧州では域内50,000地点をカバーする定温混載輸送サービスPharma Superhighwayにより年間で200万パレット以上の医療・医薬品を取り扱っている。今回Superhighwayのハブ拠点でもあるベルギーで新たに医薬品倉庫を稼働することで、欧州地域において医療・医薬品物流サービスをさらに強化し、お客様のニーズにお応えするサプライチェーン・ロジスティクスサービスを提供する。


※ GDP(Good Distribution Practice)

医療・医薬品の物流に関する品質基準


・製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です